合資会社 静岡園

ギャバロン茶

抹茶 手軽に薄茶(お薄)を楽しもう

お抹茶の点て方で薄茶(お薄)と濃茶(お濃茶)という茶道の言葉を耳にする事があります。
その違いとはなんでしょうか? 読んで字のようにお薄とは少なめのお抹茶で点てられたお抹茶で、例えればとシャバシャバとした感じのイメージです。それに対してお濃茶とはたくさんのお抹茶を使って「練る」ので、見た目からドロッとしたイメージのお茶になります。それぞれのお点前に使用するお茶碗にも多少の違いがあり、お薄は薄手のお茶碗で美しい絵柄が入っているのが特徴で、季節に合わせて色々なお茶碗を楽しむことができます。夏にはガラスのお茶碗を使用し、飲む人に対して涼しさを演出したり、冬には冷めにくいように深い筒茶碗が使用し、冷めないような工夫がされていて、お茶を点てる人の心遣いを感じることができます。
一方お濃茶のお茶碗は、楽焼の楽茶碗のように柄が入っていない格式の高いお茶碗が使用されています。一般的によく設けられているお茶席は大体がお薄なので、茶道を習っていない方は馴染みのある方がお薄だと思います。細かな話をすると、そのお抹茶を提供するための作法は全く違います。入門するとまず最初に習うのがお薄のお手前です。お濃茶のお点前は格式が高いものとされているので、上級になるにつれてお濃茶のお点前を習うことになります

手軽に抹茶を楽しもう

抹茶 【薄茶の点て方】

茶筅をあらかじめ湿らせておきます

1 茶筅は乾燥していると穂先が欠けやすいので、使う前に水またはぬるま湯に浸してしなやかにしておく。

お抹茶をあらかじめ漉しておきます

2 お抹茶はダマになりやすいので使用する前に茶漉しなどで漉しておくと良い。

少量の水でなじませます

3 抹茶茶碗に少量の水を入れて抹茶をなじませる。水はペットボトルの蓋に入るくらいの量を使用する。

   
抹茶を練り上げます

4 抹茶の粉がダマにならないように、茶筅を使って練る様に混ぜる。香りとつやが出たらやめる。

 

茶碗にお湯を注ぎます

5 あらかじめ湯冷ましに用意した一人分50mlのお湯をゆっくり注ぎます。

  
お茶を点てます

6 茶碗の底をこすらないように茶筅を浮かせ、小刻みに動かしてお茶を点てる。

お点前の仕上げ

7 「の」の字を書くイメージで仕上げます。きめ細かなあわがたったら完成です。

お茶を一服召し上がれ

8 さあー一服のお茶をいただきましょう。