チャ(茶の樹)とは

日本のお茶産地

■チャの樹は学術的にはツバキ科ツバキ属の永年性常緑樹で1887年に植物学者クンツ(Kuntze)により学名をカメリア・シネンシスと命名されました。チャの樹には中国種とアッサム種があり、中国種は葉が5枚くらいしかなく小さい灌木ですが寒さに強く、緑茶の原料になります。一方アッサム種は葉が20枚くらいあり大きい喬木で寒さに弱く、主に紅茶の原料になります。

■チャの葉は楕円形で光沢があり、縁がギザギザになっています。若葉の頃は葉の裏面に毛茸といわれる細かい白い産毛が生えていますが成長するとなくなります。チャの花は白い花弁で黄色のやくがあり、8~12月に開花して翌年の9月頃に実が出来ます。実の中には1~3個の種子が入っています。チャは多殖性の植物で自分と同じ品種の花粉がかかっても受精しにくい性質があり、他の品種の花粉で受精させる必要があります。従って雑種になっていくわけですが、今は挿し木によって子孫を増やしていっています。

■チャの樹から作られるお茶にはいろんなお茶があります。その違いは茶葉を摘んだ後の処理方法の違いによって変わったお茶が出来ます。つまりチャの葉には酵素が含まれており時間の経過とともに醗酵してしまいます。その働きを止めるかによって全然違うお茶が出来ます。 大きく分類すると以下のようになります。
【不発酵茶】不発酵茶 生葉を出来るだけ早く加熱して酵素の働きを止める。
【半発酵茶】酸化酵素を少し働かせてから酵素の働きを止める。
【発酵茶】 酸化酵素を最大限に働かせてから酵素の働きを止める。 不発酵茶は日本緑茶と中国緑茶に相当します。 半発酵茶は中国のウーロン茶に相当します。 発酵茶は紅茶に相当します。 不発酵茶の中でも蒸し製法(日本式)と釜炒り製法(中国式)があり日本の緑茶は殆ど前者の製法が用いられています。 蒸し製法 煎茶・玉露・かぶせ茶・玉緑茶・てん茶・番茶 など有ります。 釜炒り製法 玉緑茶

■いずれにしても各国の食文化や生活に密接に関係したお茶が作られ、また消費がされています。

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