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チャの樹の病害虫detail

■日本の夏は近年温暖化の影響もあり高温多湿で夏期が長くなりました。病害虫にとっては大変環境の良い状況になっています。チャも植物ですのでいろんな病気にかかったり、虫に食われたりします。どんな防除をしているのでしょうか?

■チャの病気は数多くあります。侵される部分は新芽、葉、根、茎とチャの樹の殆どが対象になります。品種によってかかる病気は違いますが、主なものに炭疽病、もち病、赤焼病、輪斑病、新梢枯死病など有ります。中でも「炭疽病」はチャの樹の代表的な病気で「やぶきた」がかかりやすいため、殆どの茶園で見られます。二番茶以降の新芽を開くときに発病することが多く、感染すると新芽が落葉して樹勢が弱くなります。また翌年の一番茶の収量や品質が低下する事もあるため農家にとっては大変深刻な事になります。上の写真は炭疽病になった茶葉です。

■かたや、茶園には害虫も多く、106種とも云われていますが防除するのは十数種類です。主な物は樹液を吸って加害する吸汁害虫でチャノキイロアザミウマ、チャノミドリヒメヨコバイ、カンザワハダニ、新芽や成葉を食べてしまう咀嚼害虫のチャノコカクモンハマキ・チャノホソガ・チヤハマキ、幹や枝を枯れさせてしまうクワシロカイガラムシなどです。多くは新芽や葉に直接害を加えて収量や品質を低下させます。その他にも枝や幹や根などに害をして樹勢を弱くさせます。