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お茶の肥料についてdetail

【肥料の役割は】
お茶の樹も植物であり農作物ですので品質の高い茶葉を収穫するためにはどうしても養分がいります。必要な養分はチッソ(N)、リン酸(P)、カリウム(K)の肥料の三大要素と云われる物です。これらが施肥の中心となる物です。お茶の新芽を出すために使用されます。新茶を摘めば土壌の中の多くの肥料成分が無くなるので補給しなければなりません。年に数回、計画的に施肥しなければなりません。その他チャにとって重要な必須成分があります。その成分はカルシウム、マグネシウム、アルミニウム、イオウです。鉄分やマンガン、亜鉛なども極微量ですが必要な成分です。
         
【チャに適した肥料の種類】
肥料には「有機質肥料」と「無機肥料」があります。有機質肥料には菜種粕、大豆粕などの植物質と魚粕、骨粉などの動物質肥料が有ります。有機質肥料を施したお茶は無機肥料のみを施した物より質が良いとされています。無機肥料は植物の生育に欠かせない成分で作った肥料でチッソ質肥料やリン酸肥料、カリ肥料などで各単体で作った物とこれらの成分を複合した「化成肥料」が有ります。茶園ではこれらの有機質肥料と無機肥料をそれぞれ単独に使用したり、配合飼料として使用しています。
        
【三大要素の働き】
チッソは光合成を行う葉緑素に含まれる元素で、植物の生育に欠かせない必須成分です。またテアニンやグルタミン酸などアミノ酸に含まれる成分でお茶のうま味を保つ重要な成分です。チッソが足りないと樹勢が目立って落ちて品質も低下します。
リンはリン酸の形で全ての生物の生命の源の核酸に含まれていて、遺伝やタンパク質の合成に関わる成分です。植物が光合成で得た太陽光エネルギーを蓄える化合物に含まれています。また体内のエネルギー代謝に欠かすことの出来ない成分で生命活動の根本の役割を担っている成分です。カリウムはデンプンやタンパク質の生合成に関わり、もとになる糖類やアミノ酸が円滑に作られるように、合成を促進する触媒の役割を果たしたり、根が養分を吸収する時も働く成分です。